天運 まえがき

天運 道は開ける                           嶋崎 八洲男


まえがき

 この2月10日(平成25年2月10日)、グアム島で日本人観光客への無差別殺傷事件が起こった。
 私はその直前まで、惨劇の現場(コンビニのABC マート)で買い物をしていた。まだ途中だったが、マッサージを受けるために私はホテルにもどった。
 ホテルに着いてビックリしたことは、いうまでもない。
 特別〝予感〟がしたわけではない。ただ「また神のお知らせか・・・」の思いは残った。
 私には、こうした体験が、いくつもある。
 グアムだけでも10年ほど前に、似たようなことがあった。
 今回のような〝血なまぐさい事件〟ではないのだが、超大型台風に遇ったのである。あのとき太平洋のど真ん中を吹き抜けたハリケーンは、風速100メートル以上にもおよんだ。20階建てホテルは、すべての客室の窓が壊れるほどの大被害に見まわれた。
 仲間たちの部屋もご同様。ひとり私の部屋だけが、なにごともなく無事──。
「場所がよかっただけ・・・」もちろん、そうであろう。しかし、これまでの人生をふり返るとき、私にはこうした体験が、あまりにも多い。

 こんな私が「天運」という本を書くことは、大変おこがましいことだとよくわかっている。しかし、こんな私だからこそ、書きたい思いがつのる。また、書かねば・・・の気持ちもよぎる。
 「運のよい方ですね」といわれれば「たまたまですよ」と答えるが、「持運」(開運淘宮術では、人は己の持って生まれた運を〝持運〟という)を超えて、1生涯いつも〝幸運〟を得ることができるなら(それが「天運」)、それは何とすばらしいことであるか。

 私は、これまでの人生で「5つの奇跡」を得てきた。
 1つめは、島根の田舎から集団就職で東京に出てきた男が、東京6大学の1角、あこがれの明治大学に入学したことであり、
 2つめは、重度肋膜炎の〝膿胸〟の治療から、肺にあいた穴が、1夜にして塞がったことであり、
 3つめは、100倍の競争率を突破し、第2期生(採用たった7人!)としてセブン-イレブン・ジャパンに入社し、「60万円」の持株が「1億円以上」にもなったことであり、
 4つめは、〝神のささやき〟で、なにげなく買った株600万円が、あっというまに1億円に暴騰し、食堂出店の原資を得たことであり、
 5つめは、だれもが「絶対勝てない、無謀だ」といった〝業界の巨人〟(株)フジオフードシステムと(株)ベンチャーリンクを告訴し、1審の敗訴を乗り越えて7年後に、ついに最高裁での最終勝利を勝ち取ったこと──である。

 私は、目に見えないすばらしい「」で〝生かされている〟ような気がしてならない。
 これまでに起こした4つの会社は、この不景気の時代に食堂も警備も驚異的に伸び、すべてがうまくいっている。〝派遣切り〟で殺伐とした平成20年の暮れには、NHK や日本テレビで全国放映もされた。これも「」以外にない。

幸運〟な人生を送るには、やはり──法則──があるのではないか。
◦ 自分の悪い行きすぎた〝クセ〟をなくす努力(修行)をすること。(日本淘道会で修行のしかたを教えている)
◦目の前の仕事に1所懸命に打ちこむこと。
◦毎日早朝より「明るい心」でスタートすること。
◦ 何か「つらいこと」「悲しいこと」「悪いこと」が起きたとき、プラス思考で考えるように訓練すること。(1日は24時間。マイナスの考えか、プラスで前向きに考えるかは、人生で大きな違いとなる)。
◦いつも素直な心で前向きに生きること。感謝の心をもつこと。
◦笑顔の練習・顔の相を変えること。
◦ 「ことばは力なり」・良いことを多くいうこと。良いことを想像すること。(ことばが自分も相手も状況も動かす)。

 
 これらを毎日、修行することが大切である。
 修行していると〝神のささやき〟が聞こえてくる。「天のお知らせ」(開運淘宮術ではこのようにいう)が聞こえてくる。そんなときすぐメモに残し、行動することが大切である。
 自分の行動が、自然と〝幸運〟な方向に導かれているからである。

 〝災難を逃れる、あるいは災難に遇わない〟という「」にめぐまれることになり、仕事や生活すべてが順調にまわり、家族・一族が円満でしあわせな一生を送れるようになる。
 笑うことが増えたとき、〝幸運〟は近寄ってくるのである。
 いま・ここ──が大切である。
 この1冊を読んだ人が、
 「なんだ、自分でも、やれば、できる」
 「がんばれば、道は開ける」
 そして、──幸運を呼びよせて、すばらしい人生になれる──と思っていただければ、幸いです。

平成25年6月15日
古希記念の日

嶋崎八洲男
嶋崎八洲男

週末は農にいそしむ
激務の合い間の自宅農園で